

「なるほど」って相槌を打つとき、ネイティブスピーカーはどんなフレーズを使うの?海外ドラマのセリフみたいにかっこいい表現が知りたいです。
こんなお悩みを解決します。
この記事はこんな人向け
英語でかっこよく「なるほど」と相槌を打ちたい人
この記事でわかること
・英語の相槌「なるほど」のニュアンス別表現10選
・会話の中での相槌の役割
・英語の相槌のニュアンスを学ぶ方法
この記事の信頼性

【資格】TOEIC820点・TESL
・海外ドラマを使った英語学習歴15年以上
・海外ドラマの英語学習でTOEICスコア820点取得
・ビジネス英語のスキルアップに海外ドラマを活用
「なるほど」と英語で言いたいとき、真っ先に「I see」を思い浮べる人は多いのではないでしょうか。私もその1人です。「I see」は中学校で習う日本人にはお馴染みの表現といえます。
しかし、ネイティブスピーカーが「なるほど」と相槌を打つ場合、英語では数多くの表現があります。
実際に洋画や海外ドラマを観ていると「なるほど」という意味合いで相槌を打つシーンで「I see」以外の英語表現が聞こえてくることが多いはずです。
日本語では「なるほど」の一言で通る場合でも英語には様々なニュアンスがあるので、状況に応じてフレーズを使い分ける必要があるのです。
今回は、私が海外ドラマで英語学習をする中で学んだ「なるほど」の表現をピックアップしました。
ニュアンス別に使うシーンなどを解説しています。「なるほど」と相槌を正しくかっこよく打ちたい方は、是非最後まで読んでみてください。
英語で相槌「なるほど」編海外ドラマに頻出する表現10選

英語で相槌「なるほど」編【① I see. 】
まずは、お馴染みの「I see.」について解説していきます。
日本人が「I see.」を使う場合、「なるほど」「わかった」の総称として使いがちです。しかし、ネイティブスピーカーが使う「I see.」にはもっと特定のニュアンスがあります。
ネイティブスピーカーが使う「I see.」のニュアンス
⇒(相手の言うことや状況が)理解できたとき、辻褄が合うと感じたとき
【例文】
A: I caught a cold, so I stayed home yesterday.
風邪をひいたから昨日は家にいたんだ。
B: I see. That's why you were not at school yesterday.
なるほど。だから昨日は学校にいなかったのね。
英語で相槌「なるほど」編【② That makes sence. 】
2番目の表現は、「That makes sence.」です。「I see」と同様に辻褄が合うと感じたときに使われる相槌です。
ネイティブスピーカーが使う「That makes sence.」のニュアンス
⇒(相手の言うことや状況が)理解できたとき、辻褄が合うと感じたとき
【例文】
A: When I was a child, I lived in America.
子供の頃アメリカに住んでいたんだ。
B: That makes sence. You speaks English very well.
なるほど。だから英語を話すのが上手なのね。
英語で相槌「なるほど」編【③That explains it.】
「That explains it.」は、直訳すると「それで説明がつく」=「なるほど」という意味のフレーズです。疑問に思っていたことの理由がわかったときなどに使われます。「I see.」や「That makes sence.」とニュアンス的に近いです。
ネイティブスピーカーが使う「That explains it.」のニュアンス
⇒ それで説明がつく、そういうことだったのか、どうりで~な訳だ
【例文】
A: I heard that Mike and Susan broke up yesterday.
マイクとスーザンが昨日別れたんだって。
B: That explains it. Mike looked so depressed today.
なるほど。だからマイクは今日元気がなかったんだな。
英語で相槌「なるほど」編【④ I get it.】
「I get it.」は、「なるほど」「了解」という意味で使われるカジュアルなフレーズです。
ネイティブスピーカーが使う「I get it.」のニュアンス
⇒(相手の言うことや状況を単純に)理解できたとき
【例文】
A: The party is going to start at 7pm. tomorrow.
パーティーは夜7時に始まるよ。
B: I get it. See you tomorrow.
なるほど。じゃあ明日ね。
「I get it.」を短くして「Get it.」という場合もあります。
英語で相槌「なるほど」編【⑤ I take your point.】
「 I take your point.」は「あなたの言いたいことはわかります」というニュアンスのフレーズです。
「I take your point, but...」というようにうしろに「but」をつけて「なるほど、でも~」と、何かに反論したいときによく使われるフレーズです。
ネイティブスピーカーが使う「 I take your point.」のニュアンス
⇒相手の言いたいことは理解できるが、それに対して反論する気持ちを含むとき
【例文】
I take your point, but I cannot agree with you.
なるほど。でもあなたの意見には同意できません。
英語で相槌「なるほど」編【⑦ I didn't know that.】
「I didn't know that.」は直訳すると「知らなかった」ですが、「知らなかったよ、なるほど!」というニュアンスで使えるフレーズです。
ネイティブスピーカーが使う「 I didn't know that.」のニュアンス
⇒(自分が知らなかったことを)知ったとき、理解できたとき
【例文】
A: You are good at singing, aren't you?
君は歌が上手いよね。
B: Yeah, I was a singer when I was young.
あぁ、若い頃歌手だったんだ。
A: I didn't know that!
なるほど。
英語で相槌「なるほど」編【⑧I see where you’re coming from.】
「I see where you’re coming from.」には、「(相手の発言や行動の意図などが)わかる、理解する」という意味があります。「you're coming from」は「~出身」とは訳さないので注意しましょう。
ネイティブスピーカーが使う「I see where you’re coming from.」のニュアンス
⇒「(あなたの言っていることが)わかる」「(あなたの気持ちが)わかる」
【例文】
A: Why did you quit the tennis club?
どうしてテニス部をやめちゃったの?
B: Because, I'm tired. I don't want to practice tennis anymore.
もう疲れちゃって、これ以上テニスの練習をしたくないんだよ。
C: I see where you’re coming from. But your teammates are missing you.
なるほど。でもチームメイトが寂しがってるよ。
英語で相槌「なるほど」編【⑨Really.】
「Really.」は語尾を下げて発音することで「なるほど」という意味で使えます。ただし、「Relly?」と語尾を上げてクエッションマークをつけてしまうと「本当に?」と質問する意味になるので注意しましょう。
ネイティブスピーカーが使う「Really.」のニュアンス
⇒(相手が言うことや状況を単純に)知ったとき、理解できたとき
【例文】
A: I heard that they are getting married soon.
彼らはもうすぐ結婚するんだって。
B: Really. That's great news!
なるほど。いいニュースだね。
英語で相槌「なるほど」編【⑩Right. /You are right./That's right】
「Right」は、「確かにそうだね」「その通り」と、相手の意見に同意するニュアンスのカジュアルなフレーズです。「You're right.」「That's right.」という言い方もできますが、いずれも同じニュアンスです。
ネイティブスピーカーが使う「Right.」「You are right.」「That's right.」のニュアンス
⇒(相手が言うことを)正しいと感じたとき
【例文】
A: I stopped smoking, because I need to take care of your health.
健康に気をつけないといけないから禁煙したんだよ。
B: Right. I should learn from you.
なるほど。僕も君を見習わないとな。
会話の中での相槌の役割

日本語、英語に関係なく、適切に相槌を打つことはとても大切です。
会話の中での相槌の役割は下記の通りです。
・コミュニケーションを円滑にする。
・相手を話しやすくする。
・相手の話をきちんと聞いているという意思表示になる。
英会話の中でも適切に相槌が打てれば、相手はもっと話したい気持ちになるので、コミュニケーションが円滑になります。
ただし、日本人として気をつけたいのが相槌のタイミングと回数です。日本語の相槌は英語と比べて回数が多すぎると言われています。
ネイティブスピーカーとの会話中に日本人感覚で相槌を打つと、「話を聞いてない」「邪魔をされた」と思われがちです。
そのため、ネイティブスピーカーと会話をする際には下記の点に注意しましょう。
相手が話し終わる(または話が途切れる)ときに相槌を打つ。
続けて何度も相槌を打たない。
会話中に相槌をどうしても打ちたくなったら無言でうなずごう。
英語の相槌のニュアンスを学ぶには「海外ドラマ」がおすすめ

結論として、英語の相槌のニュアンスの違いを学ぶには、海外ドラマがおすすめです。
その理由は下記の通りです。
・会話の流れの中での相槌の使われ方がわかる。
・登場人物の表情がわかる。⇒どんな感情で使う相槌なのかがわかる。
相槌はニュアンスのバリエーションが多いので、実際にどういうシーンで使われるのかは文字よりも動画で観て覚えるのがベストです。
海外ドラマを観ればどんな作品であれ、相槌を打つシーンはたくさん登場します。
海外ドラマを使って相槌や英語のフレーズを効果的に学習する方法を知りたい方は、こちらの記事も合わせてお読みください☟
【体験談】海外ドラマで英語の勉強|本当に効果があった勉強法を公開
【まとめ】英語の相槌「なるほど」のニュアンスを使い分けよう!

今回は、英語の相槌の中で「なるほど」について、海外ドラマで頻出する表現を10個ピックアップしました。
この記事を是非ご活用頂き、ネイティブスピーカーとの会話の中で活かして頂ければと思います。
また、ネイティブスピーカーがよく使う「have a thing」というフレーズについて詳しく解説した記事もあります。興味のある方は、合わせてお読みください☟
【ネイティブ表現】have a thingが持つ6つの意味を徹底解説
最後までお読み頂きありがとうございました。