

海外旅行先でレストランの注文をスムーズにするには、どんな英語フレーズを覚えておくべき?
この記事を読むとこんな疑問が解決します!
海外のレストランでは、「文化の違い」や「注文時の英語表現」など、戸惑うことが多いですよね。
例えば、下記のような経験はありませんか?
・メニューの英語が理解できない
・チップの金額や払い方がわからない
・英語で細かいリクエストができない
そこで本記事では、海外のレストランで注文する際に使える英語フレーズをシーン別に35選ご紹介します。さらに、日本と海外の違いも解説し、文化の違いによるミスを防ぐコツもお伝えします。
この記事はこんな人におすすめ
・海外旅行でレストランを利用する人
・英語でスムーズに注文したい人
・日本と海外のレストランの違いを知りたい人
この記事の筆者の経歴
・航空会社国際線元地上職
・TESL(英語教授資格)保有
・アメリカ、カナダ留学経験2年
目次
レストランで使える英語フレーズ【予約編】

海外のレストランでスムーズに食事を楽しみたいなら、事前に予約をすることをおすすめします。特に人気のあるレストランや週末のディナータイムは、予約なしだと待ち時間が発生したり、入店を断られる場合も…。
ここではまず、レストランの予約時に使える英語フレーズを電話・オンライン経由それぞれ紹介します。
電話で予約をする時に使える英語フレーズ
I'd like to make a reservation for two at 7 PM, please
(7時に2名で予約をしたいです。)
Could I get a table for tonight, please?
(今夜、空席はありますか?)
Could I book a table by the window, please?
(窓際の席を予約できますか?)
Could I reserve a non-smoking table, please?
(禁煙席の予約は可能ですか?)
Could we have a table with extra room for a stroller, please?
(ベビーカーを置けるスペースのあるテーブルをお願いできますか?)
ポイント
「a table near the entrance(入り口近くの席)」「an outdoor table(屋外の席)」「a quiet table(静かな席)」など、表現を変えることでさまざまなリクエストができます。
電話で予約を確認・変更する時に使える英語フレーズ
Is this ABC Restaurant? I have a reservation for 3 people at 7 o’clock tomorrow. My name is Suzuki.
(ABCレストランですか?明日の7時に予約しているスズキです。)
Could you confirm my reservation for tomorrow, please?
(明日の予約を確認してもらえますか?)
Could I reschedule my reservation for a different date, please?
(予約を別の日に変更できますか?)
I’d like to change my booking from 6 PM to 7 PM, please.
(予約を6時から7時に変更したいです。)
I’m sorry, but I need to cancel my reservation for tonight.
(申し訳ありませんが、今夜の予約をキャンセルしたいです。)
ポイント
予約の確認や変更をする際はまず、店名を確認して現在の予約情報を伝えましょう。
レストランで使える英語フレーズ【注文編】

レストランでの注文では、自分の希望を正確に伝えることが重要です。 ここでは、注文時に役立つ実践的な英語フレーズを紹介します。
注文をする際の基本的な英語フレーズ
Excuse me, I’d like to order, please.
(すみません。注文したいのですが。)
Could we have a menu, please.
(メニューをもらえますか?)
Excuse me, could I have a glass of water, please?
(お水をもらえますか?)
Could I get three glasses of orange juice, please?
(オレンジジュースを3つお願いします。)
I’d like a steak, please.
(ステーキをお願いします。)
We haven’t decided yet. Could you wait a little longer?
(まだ決まっていなくて。もう少し待ってもらえますか?)
ポイント
「a soft drinks /non-alcohol menu(ソフトドリンク/ノンアルコールのメニュー)」「a wine list(ワインリスト)」「A la carte(アラカルトメニュー)」など、レストランによってメニューの種類が異なります。
アレルギーの相談をする英語フレーズ
Excuse me, I have a nut allergy. Could you kindly make sure this dish is nut-free?
(ナッツアレルギーです。この料理にナッツが入っていないか確認してもらえますか?)
I’m allergic to eggs.
(私は卵にアレルギーがあります。)
Could you kindly prepare this dish without soy, please?
(この料理を大豆抜きで用意してもらえますか?)
ポイント
食品アレルギーのある方は、「wheat allergy(小麦アレルギー)」「egg allergy(卵アレルギー)」「buckwheat allergy(そばアレルギー)」など、あらかじめ用語を覚えておきましょう。
おすすめ料理の聞く際の英語フレーズ
どれを選ぶか迷ったら、お店のおすすめを聞いてみましょう。
What would you recommend?
(おすすめは何ですか?)
What would you recommend as a popular dish here?
(一番人気の料理は何ですか?)
What would you recommend as the house specialty?
(お店の特別料理はありますか?)
レストランの英語メニューの基礎知識

海外のレストランのメニューは、日本のものとは異なる点が多くあります。ここでは、英語メニューの基礎知識を詳しく紹介し、スムーズな注文に役立つポイントを解説します。
一般的な英語メニュー用語
レストランのメニューには、次のような表現がよく使われます。具体的にどんな料理がでてくるのかを知っておくことで、メニューを選びやすくなります。
料理名 | 内容 |
---|---|
Appetizer (前菜) | メイン料理の前に提供される料理。スープ、サラダなど軽めの料理が一般的。 |
Main course (メイン料理) | 食事の中心となる料理。肉、魚、パスタなどて多様なバリエーションがある。 |
Side dish (サイドメニュー) | メイン料理に添えられる補助的な料理。フレンチフライ、マッシュポテトなど。 |
Dessert (デザート) | 食事の最後に楽しむ甘い料理や軽食のこと。アイスクリームやケーキなど。 |
Beverage (飲み物) | ソフトドリンクやアルコール類などの飲み物。ミネラルウォーターが有料の場合もある。 |
メニューの特殊表記
食事制限やライフスタイルの多様化に対応するため、海外のレストランでは次のようなメニューの特殊表記を頻繁に見かけます。略語で記載されるのが一般的です。
食事制限に関する表記
表記 | 内容 |
---|---|
GF (Gluten-Free) | グルテンフリー。小麦・大麦・ライ麦を含まない。 |
DF (Dairy-Free) | 乳製品不使用。牛乳・チーズ・バターを含まない。 |
NF (Nut-Free) | ナッツ不使用。ナッツアレルギーの人向け。 |
EF (Egg-Free) | 卵不使用。卵アレルギーの人向け。 |
SF (Sugar-Free) | 砂糖不使用。人工甘味料や果物の自然な甘さで味付け。 |
ライフスタイルに関する表記
表記 | 内容 |
---|---|
V / VE (Vegetarian) | ベジタリアン向け。肉・魚を使わない。 |
VG (Vegan) | ヴィーガン向け。動物性食品を一切使用しない。 |
K (Kosher) | コーシャ。ユダヤ教の戒律に従った食材。 |
Halal (ハラル) | イスラム教の教えに従って調理された料理。 |
調理法や提供スタイルに関する表記
表記 | 内容 |
---|---|
Organic | オーガニック。化学肥料や農薬を使わず栽培された食材。 |
Farm-to-Table | 地元食材を使用。新鮮な地元産の食材を活用。 |
Chef’s Special | シェフのおすすめ料理。その日の特別メニュー。 |
Seasonal Menu | 季節限定メニュー。旬の食材を使った料理。 |
Signature Dish | 店の看板料理。 |
調理方法の用語
メニューには次のような調理方法が記載されることもあります。
表記 | 内容 |
---|---|
Grilled | グリルした |
Fried | 炒めた、焼いた、揚げた |
Deep-fried | 油で揚げた |
Pan-fried | フライパンで焼いた |
Steamed | 蒸した |
Boiled | 茹でた |
Poached | 低温で茹でた |
Roasted Baked | オーブンで焼いた |
Broiled | 直火で焼いた |
Sautéed | 炒めた |
Braised | 煮込んだ |
レストランで使える英語フレーズ【トラブル編】

レストランでは、トラブルが発生することもあります。予期せぬ事態に慌てないように、事前にトラブル時に役立つ英語表現をマスターしておきましょう。
意図しない料理が届いた場合に使える英語フレーズ
Excuse me, I think there’s a mistake with my order.
(すみません、注文に間違いがあると思います。)
I ordered a salad, but I got soup instead.
(サラダを注文したのに、スープが来ました。)
料理がこない場合に使える英語フレーズ
Excuse me, my order hasn’t arrived yet. How long will it take?
(すみません、注文した料理がまだ来ていません。あとどれくらいかかりますか?)
ポイント
海外のレストランでは、担当ウェイターが決まっていることが多いので、最初に対応してくれたスタッフに伝えるとスムーズです。
レストランで使える英語フレーズ【支払い編】

レストランでの支払いもスムーズに済ませるために、事前に英語フレーズを知っておくと安心です。
状況に応じた適切な表現を使えば、戸惑うことなく対応できます。
お会計を頼む際の基本的な英語フレーズ
Excuse me, could I get the bill, please?
(すみません、お会計をお願いします。)
Could you bring me the check, please?
(チェックを持ってきていただけますか?)
May I have the bill when you have a moment?
(お手すきの際にお会計をお願いできますか?)
ポイント
海外のレストランでは、テーブルで会計をするケースも多いです。担当ウェイターを呼んで、チェックをもってきてもらいましょう。
支払い方法を確認する英語フレーズ
Do you accept credit cards?
(クレジットカードは使えますか?)
Could I pay by cash or card?
(現金とカード、どちらで支払えますか?)
Could we split the bill, please?
(割り勘はできますか?)
Do you accept mobile payments like Apple Pay or Google Pay?
(Apple PayやGoogle Payなどのモバイル決済は使えますか?)
Could I pay part in cash and the rest by card?
(一部を現金で、残りをカードで支払えますか?)
チップを確認する英語フレーズ
Is service charge included?
(サービス料は含まれていますか?)
Is tipping customary here?
(ここではチップは必要ですか?)
ポイント
伝票に「service charge」「gratuity」などの記載がある場合、サービス料がすでに含まれている場合が多いです。
空港やレストランなど海外旅行中に役立つ英語表現が学べるアプリは、下記記事で詳しくご紹介しています。
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参考旅行英会話アプリ8選【最新】目的別におすすめを厳選※無料有
レストラン英会話を実践的に学ぶならアプリがおすすめ
レストランでの注文や接客英会話をスムーズにするには、実際のシーンを想定した練習が効果的です。
アプリを活用すれば、シチュエーション別の英会話を楽しく学びながら、自然な表現を身につけることができます。
ここでは、レストランでの注文や接客英会話を練習できる最新のAI英会話アプリを3種類ご紹介します。
①:スピークバディ
「スピークバディ」は、日常、ビジネス、旅行、おもてなし英語など800以上の幅広いシーン別に英会話が学べるAI英会話アプリです。
デイリーレッスンでは、CEFR-Jに基づく10段階のレベル設定があり、基礎から応用まで体系的にトレーニングできます。

旅行英会話では観光客としての英会話練習、おもてなし英語コースでは駅やレストラン、観光地など幅広いシーンで接客英会話を練習することができます。
特徴 | 800以上のシーン別 単語から実践まで網羅 |
カテゴリー | 日常、ビジネス 旅行、ニュース イディオム 意見を述べる スモールトーク おもてなし英語など |
学習時間 | 1日約15分~ |
月額料金 | 【1ヶ月プラン】 3,300円 【6ヶ月プラン】 17,800円 (2,967円/月) 【12ヶ月プラン】 23,800円 (1,983円/月) |
無料体験 | あり |
口コミ評価 | App Store:4.5/5.0 GooglePlay:4.2/5.0 |
スピークバディの口コミ・評判や料金、筆者の体験談は下記記事で詳しくまとめています。
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参考スピークバディは無料でどこまで使える?料金や効果を徹底解説!【利用歴6ヶ月】
②:Speak(スピーク)
「Speak(スピーク)」は、日常・ビジネス・海外旅行・キャンパス英語など幅広いトピックに対応したAI英会話アプリです。超初級からレベル別に学習できるため、初心者から上級者まで自分のペースで英会話を練習できます。
また、リアルなAI講師とのビデオレッスンを通じて、フレーズの使い方を実践的に学ぶことができるのも魅力です。
海外旅行コースでは、空港・ホテル・レストランなど、実際のシーンを想定した英会話練習ができます。
また、おもてなし英語コースでは、接客する側の立場で実践的な英会話を学ぶことが可能です。
特徴 | AI講師とレベル別英会話 英会話のコツが学べる |
カテゴリー | 日常、ビジネス 旅行、キャンパス おもてなし英語など |
学習時間 | 1日約20分~ |
月額料金 | 【Premium】 3,800円/月 19,800円/年 (1,650円/月) 【Premium Plus】 5,800円/月 29,800円/年 (2,483円/月) |
無料体験 | 7日間 |
口コミ評価 | App Store:4.6/5.0 GooglePlay:4.8/5.0 |
Speak(スピーク)の口コミ・評判や料金、筆者の体験談は下記記事で詳しくまとめています。
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参考スピーク(Speak)の効果的な使い方を目的別に紹介【動画あり】
接客英会話の練習ができる最新のおすすめアプリは、下記記事で詳しくご紹介しています。
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参考接客英会話を練習できるアプリ4選!飲食店やホテルでおもてなし!
日本と海外のレストランの違いとミスを防ぐコツ

日本と海外のレストランでは、サービスのスタイルや支払い方法に違いがあります。ここでは、日本と海外のレストランの違いを詳しく解説します。
海外ではチップが必要な場合が多い
日本人に馴染みのない文化といえばチップです。海外ではチップが必要な場合が多いですが、チップの文化は国や地域によって異なります。
アメリカでは、レストランやホテルなどのサービス業でチップが収入の一部として重要視されており、通常15~20%を渡すのが一般的です。
一方、ヨーロッパでは国によって異なります。フランスやイタリアではサービス料込みのレストランが多く、基本的にチップは不要です。ただし、特別なサービスを受けた場合には少額を渡すこともあります。
ポイント
事前に各国のチップの習慣を確認しておくと、スムーズに支払いができます。
ウエイターが担当制の場合もある
海外のレストランでは、ウェイターが担当制の場合が多いです。
海外ではウェイターが担当するテーブルが決まっており、基本的に他のスタッフは対応しません。そのため、忙しい時間帯は注文や対応に時間がかかることもあります。
海外ではテーブル会計が多い
海外のレストランでは、テーブル会計が一般的です。
食後に店員さんを呼んでレシートを持ってきてもらい、席で精算するスタイルが多いです。
一部の店ではレジで会計を済ませる場合もあり、国や店のシステムによって異なります。
【まとめ】レストランで使える英語フレーズを覚えてスムーズに注文しよう!
今回は、レストランの注文で使える英語フレーズやミスを防ぐコツについて詳しく解説しました。
日本と海外のレストランでは文化や支払い方法に違いがあるため、事前に適切な英語フレーズを身につけることでスムーズな対応が可能になります。
この記事でご紹介した35のフレーズを活用しながら、海外のレストランでの時間をより快適に楽しんでください。最後までお読みいただきありがとうございました。