横山秀夫さんの英語版小説やオーディオブックってありますか?
ありますよ!話題作の英語版が揃ってますのでご紹介しますね!
この記事はこんな人におすすめ
・横山秀夫の小説や映画が好きな人
・横山秀夫の「64(ロクヨン)」など人気作を英語で読んでみたい人
この記事でわかること
・横山秀夫の英語版小説&オーディオブック4選
・横山秀夫の英語版小説の英語レベル(試し読み&視聴リンクあり)
この記事を書いたのはこんな人
横山秀夫さんの英語版小説はこちらの4作品が販売中です。(2023年1月現在)
Six Four(64:ロクヨン)
SEVENTEEN(クライマーズ・ハイ)
Prefecture D(陰の季節)
The North Light(ノースライト)※全サイト在庫なし予約注文
今回は、横山秀夫さんの英語版小説&オーディオブック4作品についてご紹介します。いずれも受賞歴のある作品で、映画化・ドラマ化された話題作ばかりのラインナップです。
読み応えのある名作を英語版で楽しみたい方は、是非最後まで読んでみてください。
この記事は2-3分で読めます。
映画化された日本のベストセラー小説20作品の英語版をまとめたコチラの記事もご参照ください!
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英語の小説56選!初心者にもおすすめの日本のベストセラーを厳選
横山秀夫の英語版小説&オーディオブック4選
レベル感の目安(筆者調べ)⇩
🔰初心者向け 単語を調べずに意味が理解できた作品。 中級者向け 1ページにつき2,3語単語を調べた作品。 上級者向け 1ページにつき5~10語以上単語を調べた作品。 ※レベル感には個人差がありますので、各作品にあるリンクから試し読みされることをおすすめします。
【中級者向け】Six Four/64(ロクヨン)
【筆者のレビュー】
【英語レベル】★★★☆☆
「Six Four」は横山秀夫さんのベストセラー小説、「64(ロクヨン)」の英語版です。「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」で共に1位を獲得していた作品です。
▼あらすじ(ネタバレなし)▼
わずか7日間で幕を閉じた昭和64年の架空の事件を描いた物語。かつて刑事部の刑事として活躍していた主人公が、昭和64年に起きた県警史上最悪と称される未解決の事件(通称64:ロクヨン)の謎に迫る刑事小説。
この小説はフィクションなのですが、読んだあとに「本当にフィクションなの?」と思うくらい迫力と説得力のある作品でした。
被害者家族の内面描写、主人公の苦悩、警察組織の泥臭さ、周囲の登場人物のサイドストーリーが丁寧に描かれていてしっかりと伏線が張られています。冒頭からラストまで緊迫感あふれる傑作です。
2015年にはピエール瀧さん主演でドラマ化、2016年には佐藤浩市さん主演で映画化されました
映画版「64(ロクヨン)」は、Hulu、U-NEXTで配信中です。(2023年1月現在)
※配信情報は2023年1月時点のものです。最新の情報は上記リンクから公式ホームページでご確認ください。
【中級者向け】SEVENTEEN/クライマーズ・ハイ
【筆者のレビュー】
【英語レベル】★★★☆☆
「SEVENTEEN」は、横山秀夫さんの小説「クライマーズ・ハイ」の英語版です。「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、本屋大賞第2位を獲得した人気小説です。
▼あらすじ(ネタバレなし)▼
1985年の日本航空123便墜落事故を題材とした小説。社会的に大きな衝撃を与えたこの事件を取材することになった新聞記者(新聞社は架空)たちの奮闘を描いた物語。主人公の記者である佐山は、山での取材を始めるが…。
著者である横山秀夫さんはかつて新聞記者だったのですが、実際に「日本航空123便墜落事故」に記者として遭遇した経験を元に執筆されています。
それゆえ、新聞社の内情の描き方にも臨場感があり、主人公の心の葛藤がとてもリアルに伝わってきます。登場人物のセリフの1言1言にも重みがあり、感情移入しながら一気読みしてしまう作品でした。
「クライマーズ・ハイ」は、2005年に佐藤浩市さん主演でテレビドラマ化、2007年には堤真一さん主演で映画化されています。
映画版「クライマーズ・ハイ」は、アマゾンプライムビデオで配信中です。(2023年1月現在)
※配信情報は2023年1月時点のものです。最新の情報は⇧アマゾンプライムビデオ公式ホームページからご確認ください。
【中級者向け】Prefecture D/陰の季節
【筆者のレビュー】
【英語レベル】★★★☆☆
「Prefecture D」は、横山秀夫さんのデビュー作の短編推理小説集「陰の季節(かげのきせつ)」の英語版小説です。第5回松本清張賞受賞作品です。
▼あらすじ(ネタバレなし)▼
とある県警の人事担当の物語。天下りのポストに固執するOB、署内の不倫問題のタレコミなど、主人公が警察内部で起こる問題に葛藤しながら立ち向かう物語。
主人公は警察官ですが人事担当なので、凶悪犯罪や捜査がメインの刑事小説ではありません。人事担当目線で警察組織事情が驚くほど詳細に描かれています。
サスペンス要素もあり展開から目が離せない作品です。
【中級者向け】The North Light/ノースライト
※英語版「The North Light」は在庫切れ中(2023年1月)
【筆者のレビュー】
【英語レベル】★★★☆☆
「The North Light」は、横山秀夫さんの長編推理小説「ノースライト」の英語版です。「週刊文春ミステリーベスト10」第1位を獲得した作品です。
▼あらすじ(ネタバレなし)▼
建築家である主人公の青瀬は、青瀬自身が住みたい家を建てて欲しいとの依頼を受けて一軒の家を建築した。しかし、その家には依頼主の家族が現れないまま、あるものが残されていた…。
冒頭から謎に包まれた物語です。この物語に登場する全ての人物にそれぞれ深いドラマがあり、目頭が熱くなるような感動もあります。
一見無関係に思える個々の物語が重なり合う瞬間が衝撃的です。横山秀夫さんの他の小説とは雰囲気が違いますが、ヒューマンドラマとしてとても楽しめる小説でした。
2020年には西島秀俊さん主演でテレビドラマ化されました。
横山秀夫さんの経歴と代表作品について
横山秀夫さんの経歴
横山秀夫さんは1957年東京都生まれ。
大学卒業後の1979年に群馬県の地方新聞社である「上毛新聞社」に入社し、12年間記者として勤務。その後は、小説だけでなく漫画の原作者、児童書の執筆など幅広い経歴のある作家さんです。
前述した通り「クライマーズ・ハイ」は、「上毛新聞社」に勤務中に遭遇した「日航機墜落事故」の取材経験の実話を元に執筆されたものです。
横山秀夫さんの代表作品
横山秀夫さんは、下記の通りたくさんの人気作品を執筆されています。
※主な人気小説のみ抜粋しています。
年度 | タイトル | 受賞歴 |
---|---|---|
1998年 | 陰の季節 | 第5回松本清張賞 |
2000年 | 動機 | 第53回日本推理作家協会賞 |
2003年 | 半落ち | 第128回直木三十五賞候補 |
2004年 | クライマーズ・ハイ | 第17回山本周五郎賞候補 |
2005年 | 臨場 | 第5回本格ミステリ大賞候補 |
2006年 | 震度0 | このミステリーがすごい!3位 |
2013年 | 64(ロクヨン) | 第10回本屋大賞2位 |
【まとめ】横山秀夫さんの英語版小説は人気作品がたくさんある!
今回は、ベストセラー作家である横山秀夫さんの英語版小説4作品とオーディオブックについてご紹介しました。
英語版として発行されている作品は読み応えのある名作揃いですので、ご興味のある方は是非英語で読んでみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。